So-net無料ブログ作成

戯言ガタガタ、22歳。

学問の芝生


ご無沙汰しておりました。こう、ブログを書こう書こうと思えば思うほど、ちゃんとしたこと書かなきゃなとか身構えてしまって、筆が重くなっておりました。まあちゃんとしてた試しなんてないけど。すみません。毎日少なからず通って下さってる方もいるようなので、もうちょっとコンスタントに。

bakumon.jpg

僕は普段それほどテレビを見ません。見るのはNHKが多いです。
かっこつけじゃないです。だって民放って騒がしいでしょ。バラエティ番組でも、なんて言うか結果ばっかり発表するし、手っ取り早すぎるというか、あまりに美味しいところ取りな内容が多くて。疲れる。

そんな我が侭な僕が一番好きな番組は、NHKの「爆笑問題のニッポンの教養」。

レコーダーを購入した頃、2009年5月19日 FILE071:「ヒトと殺しと男と女」の回から毎週欠かすこと無く録画、しつこいほど繰り返し再生しています。FILE001〜010:まで収録されたDVD-BOXも所持。(もっと発売して欲しい…)
今まで見てきた80以上のニッポンの教養で、一番好きな回、これは何と言ってもFILE074:「私は ここに いる」という盲聾者(耳が聞こえない、眼が見えない)の福島智さんのお話。この意見は偶然にも100回記念スペシャルで爆笑問題の二人、ゲストの伊集院光さんと一致。それほど、この回は群を抜いて素晴らしかった。
福島さんは東京大学の教授をなさってるんですけど、世界で初めて全盲聾で常勤の大学教授になった方だそう。
その回の内容は、福島さんのお母さんが開発した指点字の紹介や”障害者”という概念の歴史から「そもそも障害とは何か?」という根源的な話題まで発展。とても”障害者”とは思えない彼の明るい性格と、子供の頃の記憶で喋っているという関西訛りの話口。まるで見えてる聞こえているかのように爆笑問題と肩を並べてジョークを言う姿に、僕はつい涙しかけました。それは障害者の方や福島さんに対する哀れみの涙なんかじゃなく、ただ、すてきな人間に出会えたという感動の涙だっただろう。そう、ちょうど漫画「天才!柳沢教授の生活」を読んだときの感覚に近い。

他にもギャンブル学の回、「戦争は作られる」という回、実験心理学の「時間」ってなんだっていう回、半生命の回、などなど名作は本当にたくさんある。個人的には、ほんの少し哲学的な回が好きだったり。哲学者は嫌いだけど。

そして、つい先週の回 FILE144:「死ぬ前にしたいこと」というホスピスの話が非常に良かった。
以下NHKのホームページより引用
-----------------
徳永進(医師)

余命1か月だとしたら、あなたはどう過ごしたいですか・・・?
末期がんなどで治療が難しいと告げられた患者が、最期の日々を過ごす場所・ホスピス。鳥取の住宅地にある「野の花診療所」は、院長の徳永進のユニークな実践から、全国にその名を知られるホスピスだ。徳永のモットーは、死期が近づいた患者に、思うがままに過ごしてもらうこと。元漁師の患者が海が見たいと言えば一緒に船に乗りこんだり、肝臓がんの患者が焼き肉が食べたいといえば一緒に焼き肉屋に出かけて乾杯したり、空を飛びたいという患者とともに魔女のコスプレをしたり…。型破りな発想で患者と向き合いながら、これまで数千人を看取ってきた。
ホスピスを訪ねた爆笑問題は、黄色い声混じりの大歓迎を受ける。院内にはピアノの生演奏やコーヒーの香りが流れ、小さな「瞑想室」や死後の配達も請け負う郵便ポストなど、病院とは思えないユニークな仕掛けがあちこちに。爆笑問題は徳永の往診にも同行、海辺の自宅で過ごす末期がんの男性を訪ねる。徳永が、爆問にどうしても見せたかったものとは…?そして太田もまた、寝たきりになった82歳の父との時間を語り始める。死を通して見えてくる生の意味とは?命をめぐる対話の一本勝負。
------------------
これまた先生のキャラクターが本当に素敵だった。
そしてこの内容をいま、あえて放送したNHKも凄いと思った。これが3/11以前に収録されたものなのか、その後に収録されたものなのか分からないけど、妙にタイムリーで、きっとこれを去年見てたらまた違う感想だったかもしれない。

FILE094:「よりよく死ぬための哲学」の清水哲郎氏の言葉を借りると、「どんな死に方」ではなく「どんな生き終わり方」をするのかって大事です。自分の好きな生き終わり方が出来たら、それはとっても幸せなことです。それを思うと、そうでなかった人たちが残念でなりません。

ちなみに僕は葬式で住職さんにお経を読んでもらったところで意味が理解できないので、代わりに僕のiPodから適当に流しといて欲しいです。

でも出棺の時は椎名林檎の「この世の限り」がいいです。まだ死ぬ予定は当分ないけど!

それでは終わりに「この世の限り」聞いて下さい。まさしくこんな人生を歩めたら。

9c9b06.jpg
この世の限り(memory)
作詞・作曲/椎名林檎

この世に限りはあるの?
もしも果てが見えたなら
如何やって笑おうか愉しもうか
もうやり尽くしたね
じゃあ何度だって忘れよう
そしてまた新しく出逢えれば素晴らしい
然様なら 初めまして

But still my dear if the end draws near what should I do?
If you hold me tight I'd feel all right but still be blue
But if a song were to play just for us for a moment
To take the heartache away

Well then I'd say, I'll make a song for you
Nothing too old, and nothing too new
Sing to the light of day
You'll smile for me, we'll be happy that way

Da la la...

Just turn away and take this point of view
Nothing is old, and nothing is new
When you look at me and say I'll forget you...

If you were me who would you be when the sun goes down?
Two faces bright but I fear the night might come around
And if reflections appear from the past, all our moments,
Smiles, love and laughter, I fear...

And take this point of view
Nothing is old, and nothing is new
When you look at me and say
Nice to meet you, would you mind if I stay?


(この世の果てを視たら?
泪が出るかもしれない
最後はどんなレコードをかけようか
選びきれないね
じゃあたくさん造り出そう 
果てて懐かしく出会えれば素晴らしい
こわいこと何もないよ

じゃあ何度だって忘れよう 
そしてまた新しく出会えれば素晴らしい
さようなら

この世に限りはあるの?
もしも果てが見えたなら
如何やって笑おうか愉しもうか
もうやり尽くしたね
じゃあたくさん造り出そう 
果てて懐かしく出会えれば素晴らしい
こわいこと何もないよ
じゃあ何度だって忘れよう 
そしてまた新しく出会えれば素晴らしい
さようなら はじめまして)

なかんずく蜃気楼

自称プロサーファーのエリンギ焼です。奥さんはブルーラビットな感じです。

嘘です。サーフィンなんてやったことないです。奥さんはおろか彼女もいません。

20080822_yurayura1.jpg
つい去年まで、日本にはとてつもないバンドがいました。
とてつもないって、そのバンドが全人類に愛されるほどの、そうビートルズのようなバンドなのかと訊かれたら、お世辞でも「そうだ」なんて言えません。
しかし、少なからず僕は大好きです。どんなバンドよりも。
大好きなビートルズやストーンズ、Dr.フィールグッドやヘッドコーツ、ルースターズ、シナロケ、ブランキーやミッシェルよりも、エゴラッピンよりも、大好き。
それが、「ゆらゆら帝国(以下YYT)」です。
そんな彼らは去年の3月に解散してしまった。
メンバーの坂本慎太郎いわく、「ゆらゆら帝国は完成してしまった。」らしい。
それはもう、そのとおりだとしか言えない。
それはそれは見事な「完成」を遂げたと思います。

多分、ジャンルで言ったらサイケデリック・ガレージに分類されると思うんだけど、当然、それじゃ表しきれてないと思うのよ。
メジャー初期はおおよそサイケデリック・ガレージって感じ。この頃からYYT色は出てる。
しかしなんと言ってもメジャー5作目のアルバム「ゆらゆら帝国のしびれ」「ゆらゆら帝国のめまい」の二枚で、既に完成に近づいてるというか、ふッと高みが垣間見えたような気がする。YYTが進みたいであろう道がスーッと僕らにも見えたような。
特に「冷たいギフト」は素晴らしい。もはや、ロックとかサイケとか飛び越えてる。ポップスだけど、ポップスでない。柔らかくって切ないのにビリビリ歪んだファズギターがいつも涙腺を揺らすんです。

その後リリースした「Sweet spot」というアルバムではしびれめまいで感じさせたYYTが進みたい道の延長線上さりげなくニュルッと現れたような、それこそタコのような得体の知れない感を存分に聞かせてくれた。
真っ暗な深海でずっと聞いていたい、そんな一枚。

のち、あの伝説の名盤(だと個人的に思ってる)「空洞です」が生まれるんですね。
空洞です

空洞です

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
  • 発売日: 2007/10/10
  • メディア: CD



このリリース以降、ライブ活動だけになり、結果的にこれが最後のアルバムに。
つまり「空洞です」は彼らの完成形だったようです。
正直、もうこれ以上のアルバムなんて彼らに望めない。それは彼らには無理だとかそういうんじゃなくて、本当の本当にYYTの最終形態、見事なまでにバンド「ゆらゆら帝国」の答えが表現されてたから。
かといって、YYT初心者に薦めようとも思えないし、ましてや思いっきりガレージロックが聞きたい人に紹介出来るアルバムでもない。だけど、YYTが大好きな僕らにとっちゃこの上ない仕上がりに「もっとアルバム出して」なんて言えないんです。
一曲目「おはようまだやろう」から最後の「空洞です」まで通しで聞いても、クリアーすぎて何も残らないんだよね、このアルバム。まさに空洞。いや良い意味で。だから本当にずっと聞いてられる。
今思えば「冷たいギフト」や「無い!」のような、どこかファンタジックでノスタルジーな薄いピンク色の世界は、まるでこのアルバムへの伏線だったようにも思えてならない。
某雑誌での毛皮のマリーズ志磨氏はYYTを「ゆらゆら帝国は一種の”現象”だった。社会現象とかではなく、蜃気楼のような”現象”。」と言っていて、まさにそうだと思った。そう、YYTはなかんずく、蜃気楼。

ということで、ゆらゆら帝国の完成形。まさに名曲、「空洞です」をお聞きくださいまし!

空洞です


ぼくの心をあなたは奪い去った
俺は空洞 でかい空洞
全て残らずあなたは奪い去った
俺は空洞 面白い
バカな子どもが ふざけて駆け抜ける
俺は空洞 でかい空洞
いいよ くぐりぬけてみな 穴の中
どうぞ 空洞

なぜか町には大事なものがない
それはムード 甘いムード
意味を求めて無意味なものがない
それはムード とろけそうな
入り組んだ路地であなたに出会いたい
それはムード 甘いムード
誰か 味見をしてみな 踊りたい
さあどうぞ ムード

ぼくの心をあなたは奪い去った
俺は空洞 でかい空洞
全て残らずあなたは奪い去った
俺は空洞 面白い
バカな子どもが ふざけて駆け抜ける
俺は空洞 でかい空洞
いいよ くぐりぬけてみな 穴の中
さあどうぞ 空洞
空洞
空洞
空洞
空洞



結果、僕は一度も彼らのライブを一度も生で見ることなく、YYTは解散してしまった訳です。もうすっごく悔しい。いずれ行きたいなってのは駄目ですね、行けるうちに行っとけっつー話です。
こういう時、若さが憎いです。あと10年早く生まれていれば、あのバンドのライブにも、あのバンドのライブにも行けたのに!って。
好きなバンドは大概、解散したり、死んじゃってたり。

だから、10年後、後悔しないように今のうちに行けるライブは行っておきます。

あ〜11月の東京事変楽しみだなぁ。

Midnight Dejavuを、もう一度。

こんにちは。ともさかりえによく間違えられるエリンギ焼です。

嘘です。性別すら違うわ。

えー買いましたよ。
“MIDNIGHT DEJAVU 10th ANNIVERSARY at 東京キネマ倶楽部


NEW LIVE DVD “MIDNIGHT DEJAVU 10th ANNIVERSARY at 東京キネマ倶楽部”

NEW LIVE DVD “MIDNIGHT DEJAVU 10th ANNIVERSARY at 東京キネマ倶楽部”

  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • メディア: DVD


またエゴラッピンかよって感じですけど、仕方ない。タイムリーなんだもん。
スゴイです、このDVD。まず初回版のベルベットケース。

blog1.jpg
おい誰だ!昔の電車のシートって言ったの!
エンジのベルベットにゴールドでレタリング。昭和の匂いぷんぷんです。平成生まれだけど。
blog2.jpg
内容はもう、これ言ったら元も子もないけど、「良いにきまってる。」って感じです。
いままでエゴのDVDってライブとインタビューと混ぜ込んだドキュメンタリーっぽいのと、NHKホールでのライブだけ。あとは初回特典のDVD、それもライブ映像のオムニバスで、ライブハウスでのパフォーマンスまるごとってのは初なんです。しかも東京キネマ倶楽部。そんなの駄作が生まれるわけなかろうが。お酒が旨くなる音楽ってこういうもの。
ちゃんとMCもノーカット、いつものライブハウスの感覚が30パーセントくらい体感できます。(70パーは再現不可)
森さん曰く「よっちゃんのカラオケでの十八番」という久保田早紀の「異邦人」のカバーが素晴らしかったです。原曲に近いアレンジだけど、彼らが演奏するとどこかロカビリーっぽいような感じもする。めちゃめちゃカッコイイんです。

特典映像もいい。
とくにゲストの一人の八代亜紀!
エゴ演奏の「雨の慕情」はもう凄い。お客さんもまさか八代亜紀で踊れるとは思わなかっただろう。

より一層、Midnight Dejavu行きたくなった。今年こそ行くぞ!

で、大好きな「かつて..。」はライブだと毎回最後の部分の歌詞が違うんですけど、今回なきそうになっちゃったよ。

 「可愛いベイビー 今年も来てくれてありがとう
 いつも笑っていてくれたら嬉しいな
 You can just be in free time with me.
 泣くのはよしてよ ここにある愛を
 泣くのはよしてよ ここにある愛を
 流れるメロディと いつもあなたのために歌ってあげるよ」

最後の、「いつもあなたのために歌ってあげるよ」ってところで、ドキッとしちゃいました。こんなこと言う歌い手さんなかなかいないと思います。もうここで涙腺が緩んでしまいました。
この曲だけは特別です。CDを聴けば一気に冬の車の中を思い出します。

DVD、興味がある方は是非お買い求めください。アマゾンならお買い得。

明日は一人でお酒なんか呑みながら見ようかな。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。